2つの楽しさ。

私はヘアメイクという仕事をしております。
高校卒業後は美容師をしておりましたが、
ヘアメイクの仕事をするため、
美容師免許を取るためと
サロンワークを学ぶためでした。

その後22という若さで
美容学校のメイクの専任講師を6年半しました。
18から入った美容業界も15年になります。

はっきり言って、
美容業界の専任講師をしているときは
教える楽しさがあまり分からず、
果たして講師の仕事が自分に向いているのか、
私はこのままでいいのか、
メイク以外の仕事が多すぎて、
辞めたいと思ったこともかなりありました。

でも、教え子たちがコンテストで
賞を獲ったり、本気を出している姿を見て
向いてるかは分からないけど、与えられた
今を生きよう、と思いました。

メイクコンテストで優勝者を出してから
専任講師を辞めようと思っていたのですが、
残念ながら3位までしか出せず、
2位の壁を越えられませんでした。

でも、今は違います。
メイクを教えることが純粋に楽しいです。
それが将来の担い手である、
プロを目指す学生や、
より美しくなりたいとセルフメイクの
レッスンを受けて下さる一般の方。

それぞれに教える醍醐味があります。
また、教え子たちの活躍も嬉しくもあり、
いい励みになります。

私はヘアメイクです。
もちろん、現場での仕事や
お客様へのヘアメイクをしたり、
撮影したりなどアーティストとしての
仕事もめっちゃ好きです。

私は純粋に
ヘアメイクが出来たら幸せなんやと思います。
出来なくて悔しい
繰り返しやって出来るようになった!
という学生や
ご自身の知らなかった魅力に気付き、
どんどん美しくなられる方をみたら、
素直によかった、しあわせ
と思いますし、
仕事でお客様やクライアントが
喜んでおられる姿を見ても
よかった、しあわせと思います。

インストラクターしかしない、とか
現場しかしない、
とかではなく、
どちらの楽しさも大変さも
苦しさも喜びも
しんどさもしあわせも
分かるからこそ、
どちらだけ、
とは絞れない。

よく言えばワガママなのかな(笑)。
私がたくさんの方に支えられ、
教えて頂き、導いて下さった方がいるように
私も関わる方に還元したい。

きっと、この仕事以外は出来ないんやろうな、と思います。

特に今は師匠をはじめ
多くの方には無理を言いながら
仕事を頂いております。
でも、、、
いい仕事をしたい。
喜んで頂きたい。
それだけです。

仕事の仲間や先輩、
家族の支えがあってこそ。
そして、プライベートで支えて下さる
皆さんのおかげです。
ありがとうございます。



ありがとうございます。

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